「1ページあたりの滞在時間」というのを考えた
たけくまメモより。 漫画のサイズはA5判とB6判どっちがいいのかという話題。
んー、「GON!(ミリオン出版)」じゃないんだから4ポイント活字とかは勘弁してくださいよー、くらいに思っていたのですが、結構大問題らしい。。。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2005/12/post_3f9d.html
【猿漫】サイズに関するご相談
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- こちらとしてはそれまで「オリジナルのB5(雑誌サイズ)が理想なんだけど、定価が高くなるからやはりA5(教科書サイズ=新装版のサルまんがこのサイズ)かなあ」と漠然と考えていたわけです。そしたらTさんが「いや、今はB6以外は全然売れない」のだとおっしゃるわけです。
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とりあえず自分のマンガ棚のバリエーションを見ていて思ったのは
1ページあたりの滞在時間が長くなる作品は、B6判よりA5判の方がいい
ということかな、と。
向こうのコメント欄にある例(で、私の分かる例)で言えば・・・
引き合いに出している「失踪日記」(吾妻ひでお)(B6)は割とスピーディに読める作品だし、
「銭」(鈴木みそ)(B6)は「オールナイトライブ」(同)(A5)とかよりサクサク読めますよね。
4コマ漫画、たとえば「OL進化論」(秋月りす)(A5)とかは、大抵1ページに2ストーリー、8コマ入っていて、よく考えたら1ページ8コマって、最近の漫画は1ページ4コマ5コマってのが比較的当たり前で、すると8コマって多いですよね。 1ページの滞在時間は長いと思います。
んで「(新)ゴーマニズム宣言」(小林よしのり)(A5*1 )とか「嫌韓流」(山野車輪)(A5)、個人的には「サルまん」って、政治なのかお笑いなのかというベクトルでは「ゴー宣」「嫌韓流」とは別方向ですが、「情報の詰め込み感」で言えばこの辺に近い気がします。 こういうのはA5ですね。
あと「エロ漫画」、いわゆる<成年コミック>の黄色い楕円がついてるアレですか・・・
・・・たしかに1ページあたりの滞在時間がすごく長い気がします、うんうん(笑)
関係あるような無いような話としては、コンピュータの技術書やCGのテクニックブックはA5が圧倒的に多いですね。
というか「サルまん(正式名称『サルでも描けるまんが教室』)」ってよく考えたら「技術書のパロディ」が基本コンセプトじゃないですか!
というわけで、もうA5判で決まりですよ決まり。
*1:オリジナル版