(6/24追記)

 続報:

「怖がらせたかった」と男児突き落とした中2少女
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040623i301.htm

  • 少女は、母親と2人暮らしで、母親の出身地である東南アジア*1で、3年ほど前まで生活していた。日本語だけでなく、英語や中国語なども話せるといい、「とても頭の回転の速い子」(捜査幹部)という。また、学校関係者によると、少女は中学に入学したものの、ほとんど登校していなかったという。
  • 少女は心理カウンセラーに対し、自らを「怒りやすい性格」などと分析した上で、「普段は我慢をするように努力しているが、昨日は我慢の限界を超えた」などと説明。動機については、「高い場所から落下させ、こわがらせようと思った」とし、「落ちても死なない場所を選んだ」などと話しているという。

男児突き落とし:都児童相談センター 相談受けていた
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20040623k0000e040052000c.html

  • 少女がトラブルを起こしたとして、同センターに警察から通告があったのはこれまでに5回。02年中に4回あり、うち3件は近隣住民とのトラブル、1件は「母親と言い争いになった」と本人が警察を通じて一時保護を求めてきた。
  • 飯山所長は「女子生徒は行動に攻撃的なところがあった。母親は『育てにくい』という思いがあったようだ。最初は面接などで拒絶的な対応をしていたが、昨夏以降は溶け込んできた様子だったのに、残念だ」と話した。

 東南アジアで3年ほど前まで生活していて、02年中に4回トラブルを起こしたということは、日本に来て1年ちょいでトラブル起きてる、と。
 つまり、日本の文化や生活スタイルがここ数年-十数年で変わってきたこと(つまり暴力コンテンツとかゲーム脳)は、今回の事件とあまり関係ない、さらに、長崎県の小6女児殺害事件とのシンクロニシティ要因にもならない、ということかな。
 あと、「すごい形相で対戦格闘ゲームに熱中していたという目撃情報」(ソース失念)もあるらしく、ポップンミュージックも事件とは関係なさそうです(笑)。

*1:6/23読売新聞朝刊によると、マレーシアであるらしい。 単純な国籍差別をする意図はないので念のため。 今回は、「ゲーム脳」というのが日本的な仮説であること、暴力的コンテンツの影響というのが先進国(ぶっちゃけ、アメリカ)的であること、東南アジアといっても日本に近い国と遠い国があって日本まで来ること自体に状況格差があると思われること、その他文化とか宗教とか経済とか、まあとにかく検討項目としては意味を持つだろうと思われるので、情報としてここに集約しておく次第。