そのダークサイド
「いいか?“ともだちが 1人 できる”という場合、そこには“ともだち”と“自分”がいる、つまり登場人物としては2人必要だ。
つまり“ともだち百人できるかな”というのは、それを達成した場合そこには101人いる、ということになるはずなんだ。」
- 一年生になったら 一年生になったら
- ともだち百人できるかな
- 百人で食べたいな 富士山の上でオニギリを
- ぱっくん ぱっくん ぱっくんと
「・・・1人足りなくないか? その1人は一体どうしたんだ?」
「虚弱体質で登山できない、とか・・・」
2番
- 百人で駆けたいな 日本中をひとまわり
- どっしん どっしん どっしんと
「やっぱり1人足りない」
「虚弱体質の線は否定できないな」
3番
- 百人で笑いたい 世界中を震わせて
- わっはは わっはは わっはっは
!?
「おかしい! 虚弱体質だからって笑いの仲間に加われないってことはないだろ!」
「1人だけオチが理解できないとかそういうことか?」
「・・・いや違う、101人いて1人だけオチがわからないギャグなんて、そうそう思いつくものじゃない。子供にはまず不可能だ」
「じゃあ一体どういう状況でこうなるんだ」
「わかった!!」
!?
「 この1人“を”笑うのなら可能だ!!
これはイジメの歌だっ!!」
「しかし・・・ただ100人で笑ってもその場が盛り上がるだけで、“世界中を振るわせる”ことはできないだろ・・・」
「世界中を振るわせるように笑う、100人で、か・・・」
「世界・・・ワールド。世界中・・・ワールドワイド・・・」
!?
「ワールドワイド・・・ウェブ・・・」
『インターネット!』
「つまり童謡『一年生になったら』は、
集団で1人のターゲットをいじめてインターネットで晒し者にするという
陰湿なイジメが子供たちの間で蔓延するという、
過去から21世紀の我々への警告なんだ!!」
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