おそらくこのニュースは今後、マスコミでほとんど取り上げられない。消える。
クロネコヤマトは変えません。
http://www.kuronekoyamato.co.jp/news/h16_30_00news.html
なんで「消える」かというと、これを言及すると、小泉首相による郵政民営事業化、その功罪の「功」の部分に言及しなければならなくなるから。
これについては、13Hzで稼働中! http://www.13hz.jp/ のテクストが興味深いので、とりあえず一読あれ。
vs 郵政公社、クロネコヤマトは一社で市場を守ろうとしている
http://www.13hz.jp/2004/08/post_48.html#more
- 郵政改革こそ改革の本丸であるという小泉首相の発言は、ただのアピールではない。極めて端的に真実を言い当てた発言である。
- 郵政が、郵貯事業でかき集めた莫大な資金を、無駄で非効率的な公共事業に回す。そしてその公共事業で官僚達は天下り先を確保する。その上、郵貯によって民間銀行業が圧迫を受けることによって、本来資金が流入すべき場所に十分な資金が流れなくなり、日本経済全体が沈下してゆく。
- こうして郵政は「民業圧迫」ではないと言い続けながら、日本の民間企業全てを圧迫し続けてきたのである。
- ただし、小泉首相が元銀行族議員である事は付け加えておこう。もっともだからといって、郵政側に小泉首相を批判する権利があるとは全く思わないが。それに、元銀行族議員である小泉首相が、あの銀行改革強硬派ともいえる竹中経済産業省を重用し、一部とはいえ銀行改革を達成した実績は、揺らぐものではないだろう。
- それに対して郵政側は、一つでも今までの過ちを正しただろうか?
- 一番の問題は、郵政側が本音では民営化に抵抗しながら、民営化によるメリットだけをかすめ取ろうとしているところにある。
- この国は共産主義国家ではない。