「一部の人メソッド」

 ある種の論法に対する揶揄で「一部の人メソッド」というのが有るらしい。
 メソッド(method)というのは「手法」のことで、これ自体はただのカタカナ語なんだけど、「○○メソッド」という言い方が一種の流行語としてありまして、「手っ取り早くて効果の高い、説明技法・プレゼン技法」のことです。

 「一部の人メソッド」というのは説明くさく言うと

一部の人メソッド

  • 着目する母体C(人の集まり:団体・集団・群集)に関し分析をする際、その母体の多数の個体に事象Aが見られ、少数の個体に事象Bが見られる時、「事象Bを持つ少数の個体」を『一部の人』というキーワードで区別し「この母体Cの特性は全体としてはAである」として話を進めること。

というところでしょうか。
 客観的説明に徹すると別にたいしたことない言葉なんですが、どうもこれが議論バトル、平たく言うと攻撃的批判(つまり祭りのタネ)として用いられる向きがある。 「『一部の人メソッド』で切り離して済む話なのかよ?」ということみたいですね。