善意の行動だから何

 学生のころ、バイト先で店長に言われました。
「頑張ってるのは認めるけど、頑張るってのと成果が出るってのは関係ないからね。見るのは成果だから。」

 「結果が出なくても、気持ちが大事なんだ」っていうのは、モチベーション維持ということを教え込む為に初等教育で言われること、つまり小学校とか中学校で言えばいいこと。 高等教育まで終えた、あるいは実社会で働いたことのある人間(=“大人”)の行動に対し用いる評価ではない。
 「この行動をすれば、こういう結果が出る、こういうリスクがある、こうすればリスク回避できる、こういうメリットがある」そこまで考える、考えるだけの知恵知識を蓄えている、その上で行動するのが“大人”なのです。

 行動する人が偉いのではなく、行動の末に評価され得る結果を導き出した人が偉いのです。