年金法案強行可決

 十分な議論をしないで決めちゃうのは問題だし、法案の内容そのものもやっぱり問題が多い。
 だからこの内容自体については再度検討すべきなのだけれど、なんでこうなったかというのは、もうズバリ、議論し国民にアピールすべき時に年金未納問題追求ばっかりに時間を浪費したからということでしょ。 で、マスコミもそれに乗った報道に時間枠を費やし、肝心の議論の内容をほとんど伝えていない、と。 強行可決は「国会のシステム上、可能である」というのはン十年前からおり込み済みなんだから、それを踏まえた政治バトルをしなければいけなかったはず。

 野党やマスコミは、強行可決に対しては怒ってもいい、というか、怒るスタンスでいるべきでしょう。
 ただそのときの怒る文句として、「十分な議論のないまま」とか「国民に十分に知らせずに」とかは、断じて言わないで欲しいですね。 そうなった原因はむしろ野党やマスコミの行動内容によるものなんですから。