芸術の過大評価・ましてやエロス

 いろんな意味で「面白い記事」なので、全文引用。

薔薇族」が廃刊 同性愛専門誌の草分け的存在
http://www.asahi.com/culture/update/0922/007.html

  • 同性愛専門誌の草分け的存在として、33年間続いてきた月刊誌「薔薇(ばら)族」が今月発売中の382号を最後に廃刊されることが決まった。伊藤文学編集長(72)は「不況で広告収入が激減し、これ以上の経営は困難と判断した」と話している。
  • 薔薇族は71年7月の創刊。「男同士の愛の場所は薔薇の木の下だった」というギリシャ神話から引用した。
  • 純文学関係の本を発行していた東京の出版社が経営母体となり、創刊時は1万部。当初は隔月発行だった。読者には大学教授や法曹関係者などもおり、作家の故寺山修司も寄稿していた。
  • 文通欄が人気だった。家族にも友人にも言えない悩みを取り上げるコーナーには月1000通以上の投稿があった。同性愛への差別やエイズなど社会問題にも取り組んだ。
  • 大手出版会社の流通ルートに乗せ、全国の書店に並ぶようになった80年代後半には毎月、約3万部を発行し、ほとんどを完売した。「タブーへの挑戦」を掲げ、発禁処分も4回あったという。
  • だがここ数年、部数は低迷。現在は約3000。同様の専門誌が次々と刊行されただけでなく、インターネットが普及したことも響いたという。
  • (09/22 15:15)

 感情賛美・芸術賛美ってのは気をつけないとやってる本人が地に足ついてない状態になってしまう。
 ひらたく言うと要はホモなんであって、エロスだの背徳だいや感情に従うことこそ自然だのマイノリティ故の社会的地位が云々だのだからこそ美しいだの、コムズカシイこと言っても。要はホモやおいボーイズラブ。 別にけなすつもりも無いが誉めそやすつもりもないしそんなことしちゃメタ差別だし、第一、オエラ方の性癖のハナシをわざわざ全国紙で取り上げることも無いだろう、何を考えてるんだ朝日新聞(笑)*1

(仮想ニュース)
  「フレッシュプチトマト」が廃刊 ロリータ専門誌の草分け的存在 (朝日新聞

とか

(仮想ニュース)
  「マジキュー」が廃刊 萌え専門誌の草分け的存在 (朝日新聞

とか記事になったら、おかしいでしょうに。*2 どうも日本は、ホモに関してお目こぼし度が高いなあ。 ボーイズラブ本が封なし警告マークなしで本屋に並ぶ異常。 「走れメロス」とか、同性愛として考えた方がしっくりくるのに、「テーマは友情」として小学生の夏休み読書感想文に使われるし。

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*1:とか書いてたら、読売新聞とかでも記事にしていたらしい。いや、それでもなんだかなあと思うんだが。

*2:個人的には清岡純子は奇才だと思うが、広く評価されることは無いのだろう