「ゴッゴル」という語でコンテンツ・テキストを構築する作業

 もともと「ゴッゴル」という語自体に意味はないのだけれど、SEOコンテストで上位にくるようにする以上は「ゴッゴル」という言葉を頻発させないといけない。 これを実現するには、

  1. 無意味語「ゴッゴル」に意味を定義し、それを提示した上で、興味あるコンテンツに仕上げる
  2. ゴッゴル」自体は無意味なまま、構文的にGoogleが拾いやすい文章に仕込む

このどちらかになるでしょう。
 ところが前者は、実は「ゴッゴル」という文字列でなくても興味あるコンテンツに仕上がる可能性があり、「X」とかでもいいわけです。 で、そんな面白いコンテンツを、なんでわざわざ SEO-Association のキャンペーンごときに出して一過性のものにしなくちゃいけないの、大体、このコンテストに参加したコンテンツはSEO-Association がタダ同然で収集して自分らの技術研究メシのタネにするんでしょ、という感じで正直、割に合いません。
 とすれば、効率がいいのはやっぱり後者でして、

ゴッゴル切込隊長ゴッゴルBLOGゴッゴルゴッゴルブログゴッゴル) 〜ゴッゴル俺様ゴッゴルキングダムゴッゴル
2004年10月19日 【ゴッゴル】無料ゴッゴル壁紙【ゴッゴル
http://kiri.jblog.org/archives/001077.html

あるいは

ゴッゴル・delcup
ゴッゴルゴッゴル
http://www.secondserver.jp/blog/archives/000124.html

  • そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれよ。スレとあんま関係ないけどさ。 このあいだ、近所のゴッゴル屋行ったんです。ゴッゴル屋。 そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。 (後略)

 まあ大抵、こんな風になります。 これ自体はあまりに内容の意味のなさから、かなり脱力的に面白いような気がするんですが、ところがSEO-Associationでは

  • また、スパム的なページが増えてきています。審査員がスパムと判断すれば、終了時に入賞していたとしても、失格となる可能性がありますのでご注意下さい。

なんて規定が後付けでついております。
 (ウェブ上で使われる)「spam」の語源自体が「言葉を無意味に連呼して会話をぐちゃぐちゃにする」っていうモンティ・パイソンのネタなんであって、意味のない言葉をGoogle上でわらわらとヒットさせるコンテストをやっておきながら 「スパム的なページが増えてきています」もへったくれもない と思うのですが、じゃあ一体どうしろと。
 まあそういう理屈とは関係ありそうでまったくないとは思うのですが前述の「ゴッゴル切込隊長ゴッゴルBLOGゴッゴルゴッゴルブログゴッゴル) 〜ゴッゴル俺様ゴッゴルキングダムゴッゴル」改め「切込隊長BLOG(ブログ) 〜俺様キングダム」では、このような非常に興味深いトピックが立ちました。 全文引用は、自分のポリシーに合わないのと文章の著作権が気になるのとであまりやりたくないのですが、私の主観的なトリミングによって伝わり方が変わってしまうことの方が怖いので(メディアリテラシーの基本)、ここではあえて全文引用します。

http://kiri.jblog.org/archives/001084.html
2004年10月21日 いまそこにあるゴッゴル問題 

  • 飽きた。

 結局、これがすべてでしょう。
 ネットは、2〜3日遅れただけでも「古い情報」「祭りに乗り遅れた」と言われる場所。 しかし今回の期間は2004年12月20日まで。 熟考・リテイクすればするほどいいものができるものならともかく、「意味のない言葉を使ったコンテンツをつくる」なんてワケわかんない作業、勢いでやらないとモチベーションが保たれません。ふた月以上もあったら正直、ダレます。
 はてなのキーワード検索でも、日を追うごとに『「ゴッゴル」を含む日記』は少なくなっています*1
 つまり残念ながら、世の中の、無意味語「ゴッゴル」に対する熱はすでにさめていると見られます*2

*1:これは皆さん、自分でチェックしてみて下さい。

*2:いや、さめてないまま期日を迎える人(たち)もいるかも知れませんが、まあどんなことでも好事家はいるもんで。