何が欲しい?

 景気低迷、モノが売れない時代、だそうで。 消費者の傾向は買い控え。 なぜかというとお金が無いから。 なぜお金が無いかというと売れないから。 なぜ売れないかというと消費者が買い控えているから。 あれっ?
 ところで。景気の低迷の原因を考えた時こんなループに陥るのなら、このループを逆回転させるだけで低迷から脱却できるのではなかろか。
 つまり、こんな質問。
 「自由に使える100万円があったらどうする?」
 (条件として「借金返済の足しにする」「不動産」「預貯金」て答えは無しということにしてください。)
 思いつきました?
 それが欲です。 思いつかなかった、あるいは考えるのに時間がかかったなら、さしあたり欲は無いって事なんでしょう。 欲が無いってのは言葉にすると美しいのですが、夢が無いといい直してみるとちょっと悲しいですね。
 世間の皆さんはどうなんでしょうね。
 欲しいものなんて特に無い、というなら、不況だからといって気持ちが沈むことも無いだろうし、欲しいものがあるなら、景気を上向きにするチャンスはまだある、てことになる。 結局、大部分はメンタルな問題なんじゃないかなあ。 メンタルな問題だということに気がつけば、あとは誰かの「欲しいもの」が市場に投入できれば(金額設定に気を付けながらね)、あとははずみ車のごとく逆回転は始まる、はず。