報道番組と「報道番組」

 今日、主に「報道番組」は

  1. 報道
  2. (報道にまつわる)解説
  3. キャスターの意見(オピニオン)

から構成されていますが、これらは本来の報道番組としては

  1. → 必要
  2. → 客観性を保ち、視聴者の理解に役立つ質&量なら、あれば親切。
  3. → 不要

なのです。

 つまり、「影響力」というのはこの「3.オピニオン」の部分であり、そもそも報道番組としては「不要」な部分。
 だから、筑紫氏が自身の発言の影響力の大きさを自認するのは、自己分析としては正しいけど、もっと根本の「報道番組にオピニオンが入るということ」についてスルーしてるのは問題。 で、それが問題だということを誰も指摘しないのも問題*1ではないでしょうか。

*1:少なくともマスコミ自身は、オピニオンが「入らないと困る」ので、大半はこれには触れないでしょう。 なぜなら、思想洗脳・・・などというものではなく単純に「金のなる木を枯らしたくない」から。 ゴー宣で呉智英の台詞として引用されてる通り「メディアによって意見が違うのなんて当り前、商売でやってるんだから」、つまりオピニオンは金になるのです。