斜め上な選択肢
- (1)A・Bどちらかの道を選ぶにあたって、まずおじいさんがどのような様子なのか、あなたが次のア〜エのうちから一つ仮定して、その符号を書きなさい。
- ア 急いでいるようだ。
- イ 体力がなさそうだ。
- ウ とても元気そうだ。
- エ 発表会までは時間の余裕がありそうだ。
勝手に仮定してないでおじいさんに訊けよ(笑)
会話を構成させる、つまりコミュニケーション能力を問う設問で、
もっとも根本で効果的な会話をあえて封印させるバカがどこにいる*1。
で、選択肢が、本来重複しているものを分解してしかも択一しろという斜め上っぷり。 第一、分解しなくても
- ア' 急いでいるが体力はある
- イ' 時間はあるが体力はなさそう
- ウ' 急いでいて体力もなさそう
- エ' 時間もあるし体力もある
やっぱり4つ。 で、ウ'は救いようがなくてエ'は配慮の必要がないんだから、ア'とイ'しかない、つまり出題側の選択肢はアとイだけでいい。 というより、「1でウやエを選んでも採点に影響しない」といってもそれを真に受けると「2で配慮が出来ない(ので、得点が取れない)」というトラップに陥る。
で、アかイを選ぶことになる。 しかしアなら「しかし元気そうだ」、イなら「しかし時間はありそうだ」と、強引に決め付けないといけない。 が、それは人との接し方としてありえないだろ(笑)
そりゃ受験生も悩むっての。
問題の内容は事前に会議なりしているだろうに、誰も「この選択肢ヘンじゃない?」とか言わなかったのか?
面倒だから言わなかったんだろうな。 さすが公務員。