スキーマ

 「スキーマ(schema)」この言葉のこの使い方は心理学用語らしいのですが、今になって思い返してみれば自分の大学時代の研究がズバリこれでした。 

人工知能の研究、比喩(metaphor)の研究でしたが・・つーか、schemaには「比喩」って訳もあるのか文法用語として(今しらべたww)。
 まあ要するに、思い込みとか常識とか、別に言葉として言われなくても勝手に思うもののことらしいです。


 言葉・・単語を「人工知能として使えるデータ」として整理する方法としては、真っ先に思い浮かぶのは「辞書(国語辞典)」でしょう。 1単語に1個(それ以上のこともあるけど)の意味を解説として記して、50音順に配置する。 確かに知識として取っておくにはそれでいいんですが、それだけだと単に「意味がわからないときに引いて終わり」でして、先に進まない。 ここからステップアップするには、普通の辞書でもそうなんですが、解説の中にある単語をさらに辞書で引くわけです。 すると、単語同士に「つながり」が出来る。 「辞書(国語辞典)」よりむしろこの「つながり」が、実は人間の脳に近いわけです。( それをコーパス(巨大例文集)とかシソーラス類語辞典)とか使ってそれっぽいものを作って遊ん^H^Hサンプルを計算する研究をしていた、と。)