2006-03-31から1日間の記事一覧

「そうは言ってないですよ?」

困ったことにスキーマというのは常に正しいとは限らないのですが、さらに困ったことに、そんなに信頼おけないものでもないのですね。 花瓶を割れていたのは大抵「彼が廊下を走り抜けたときに花瓶にぶつかって落とした」のであり、「彼」のモデルは恐らく磯野…

『スキーマの誘発』

この連想というのは別に単語と単語でしか成り立たない訳ではなくて、単語と文章、文章と文章でも成り立ちます。 花瓶が割れて、廊下が水浸しになっている。 彼は学校から帰ってランドセルを脱ぐと、すぐにバットとグローブをもって出ていった。 たとえばこう…

言葉の距離「『りんご』を○○○」

で、その内容の一部をすっごく噛み砕いて言うとですね。 ある単語Aの「つながり」の、そのまた「つながり」の、「つながり」の、・・とやっていくと、まったく別の単語Bにたどり着くことがあって、これを「距離」といいます。 距離が近いというのは、容易に…

スキーマ

「スキーマ(schema)」この言葉のこの使い方は心理学用語らしいのですが、今になって思い返してみれば自分の大学時代の研究がズバリこれでした。 人工知能の研究、比喩(metaphor)の研究でしたが・・つーか、schemaには「比喩」って訳もあるのか文法用語と…

「どう見てもアノ話です。本当にありが(ry」という話。

(前回(id:irose:20060330)の続き。っつっても前回はただの書籍紹介でしたがw)