TRICK(トリック)劇場版2

 ゆーとぴあ
 いやー、なんというか、ゆーとぴあである必然性が全くない。 必然性が全くないのに全編に敷き詰められた「よろしくねッ」のギャグ。 バカ映画です。 しかし、ゆーとぴあのギャグなんてナウなヤングにわかるのか?(笑) 手袋を外すシーン(の元ネタ)とか、どう考えてもわかる年齢がかなり高いと思うのですが。
 ただ、ハッキリ言って、これならテレビで2時間SPでも出来なくもない気がする・・まあ、CMとのバランスを考えるとかろうじて映画化、ということなのでしょう。 多分、比較的すぐにテレビでやると思う。
 つまりストーリーも、テレビドラマTRICK2時間SPだと思えば間違いないです。 テレビドラマでもTRICK自体の完成度は高いので、映画としては悪くないですが、人によっては「別に映画館で観ることもなかったなあ」かもしれない。 私はゆるーく観られる映画好きなんでいいですけど。
 ちょっと気になったのは、連日テレビでの予告CMフィルムを観て、それから映画を観たわけですが、「なんか、予告で使うためだけにこういうシーンを作ったのかなあ」という箇所がちらほらあって、そりゃまあ商売ですからプロモーションは大切ですけど、映画単体としてみたときに半端な感じ・浮いた感じがありました。 こーいうのはどうにかして欲しいなあ。
 話の構成とか伏線とかは良く出来ていて、安心して観れます。 あと、上田の格闘シーンはバカそのもので必見です。